Real Voice

02 同期×同期

同期という存在が、
成長の原動力になる。

入社5年目を迎えたおふたり。それぞれ異なる立場で現場に関わりながらも、同期として互いに刺激を与え合い、時に支え合ってきた日々があります。後輩の育成を任されるようになった今、感じている自身の成長や、仲間との関係性、そしてこれから目指すキャリアのかたちまで、ものづくりの現場で着実に歩みを進める、ふたりの“今”、そして未来にフォーカスします。

Profile

渡邉さんの写真
渡邉さん
品質保証
勤続4年
衛藤さんの写真
衛藤さん
生産管理
勤続4年

入社5年目の今感じる、自身の成長と変化

まずは、おふたりの業務について教えてください。

衛藤さん

製造の日程調整や各工程の進捗管理を担当しています。製造がスムーズに進むよう、各部署と連携を取りながら全体を管理していく、いわば製造の司令塔のような立場です。設備が止まったときの対応や現場への指示出しなど、製造現場との細かなコミュニケーションも重要な仕事のひとつです。

渡邉さん

私は品質保証を担う部署に所属し、お客様が求める品質を満たした製品をつくるための仕組みづくりに携わっています。生産の各工程で品質チェックの仕組みを設け、問題の未然防止や高品質な製品づくりを目指しています。

おふたりは同期入社とのことですが、5年目を迎えた今、変化を感じる場面はありますか?

渡邉さん

最近では、後輩の育成を任されるようになってきました。今年入社した新入社員の指導も担当していて、今まさに奮闘中です……!

衛藤さん

わかる。「教える」ってなかなか難しいよね。僕も後輩に教える場面が増えてきて、自分の業務や考えをあらためて見直すきっかけになっています。自分では理解してるつもりでも、いざ説明しようとすると言葉に詰まったりして……。

渡邉さん

自分たちが新人だった頃、先輩たちがすごく親身に教えてくれたことを改めて思い出すよね。仕事のことだけじゃなく、ちょっとしたことも気軽に話せる雰囲気があって、とてもありがたかったです。

衛藤さん

僕もそう。入社したばかりの頃、周囲の先輩や上司がよく声をかけてくれて、ちょっとしたことでも相談しやすかったよね。いま自分たちが教える立場になって、あのときの先輩たちみたいに、後輩が気軽に声をかけられる空気を作れたらいいなって思っています。

それぞれの職場は、どんな雰囲気ですか。

衛藤さん

うちの課は、けっこうワイワイしていて、にぎやかで明るい雰囲気です。上司や先輩ともフランクに話せますし、風通しの良さは感じています。

渡邉さん

うちは、衛藤くんの部署に比べると落ち着いた雰囲気かな(笑)。品質保証の仕事は、製造や他部署の係長・課長クラスの方と話す機会も多いです。こちらから提案した懸念事項などもしっかり聞いて取り入れてもらえるし、思ったことを気軽に伝えやすい環境だと感じています。業務の相談だけでなく、日常的に雑談もできるような関係性があります。

衛藤さん

「話しやすい」って、働くうえで大事なポイントだよね。

渡邉さん

業務の話に限らず、日常のちょっとした雑談もできる関係性があって。そういうのが、今リラックスして働ける理由のひとつだな、と。

衛藤さん

僕は今年、2か月間育休を取らせてもらったんですけど、先輩たちが忙しいなかフォローしてくれて。おかげで育児にもしっかり向き合うことができて、本当にありがたかったです。

同期という絆が、刺激になり、支えになる

お互い同期として、情報交換などはされますか?

渡邉さん

僕たちの同期は、けっこう人数が多いんですよ。入社して5年目になりますが、それぞれ得意分野を伸ばしていて。分からないことがあったときに「これ、ちょっと教えてほしいんだけど」って気軽に聞ける頼もしい同期がたくさんいるのは、すごくありがたいです。

衛藤さん

部署を越えて相談できるのは、やっぱり心強いよね。

渡邉さん

プライベートで、同期同士で集まる機会も多くて。毎回全員が来るわけじゃないけど、定期的に飲みに行ったり、この前は旅行でコテージに泊まったりもしたよね。

衛藤さん

今後、リーダーを任されるようなキャリアになったときに、それこそ同期同士で部署をまたいでチームを組んで、一緒に仕事ができたら面白そう……!

渡邉さん

ね。そういうチャンスをもらえるように、これからもしっかり頑張らないと。

この仕事の難しさや、やりがい、誇りを感じる瞬間は?

衛藤さん

新ラインの立ち上げを進めていく中で、期日通りに各部署を動かしていく日程管理の難しさを実感しました。関係部署をうまく巻き込んで進める力って、先輩たちを見ていて「すごいな」と感じるところです。

渡邉さん

わかる……! 人と人、部署と部署の関係性は、とても大事。気持ちよく、円滑に仕事を進めながら、最善の方向に持っていくための“巻き込み力”は、本当に先輩から学ぶことが多いよね。

衛藤さん

そういう力は自分にもっと必要だなって思います。でも、まだ入社数年のタイミングで大きな仕事を任せてもらえたことは、すごくやりがいにもなったし、自信にもつながりました。

渡邉さん

僕が仕事のやりがいを感じる瞬間は、やっぱり自分が関わった車が街中を走っているのを見たとき。「自分もこの車に関わったんだ」という実感が湧いてきて、誇らしい気持ちになります。

衛藤さん

それは僕も全く同じです。長い時間をかけて、いろんな苦労を経て、ついに車が世に出て……。その実感に、街中でふっと出会えるのは、この仕事ならではのやりがいだと思います。

今後、挑戦したいことや目標があれば教えてください。

衛藤さん

まずは、今の部署で全工程をひと通りマスターすることが目標です。将来的には、その経験を土台にして異動も視野に入れながら、キャリアの幅を広げていけたらと思っています。

渡邉さん

僕が今担当している工程は難易度も高いのですが、その分やりがいも大きいです。だからまずは、今担当している工程をしっかり極めたい。そして、いずれは「この工程のことなら渡邉に聞け!」と言ってもらえるくらい、部署で一番詳しくなりたいと思ってます。

衛藤さん

いいね、それ。僕も今の仕事を深めつつ、次のステップに向けて準備したい。

渡邉さん

一方で、これからは多能工化(一人で様々な作業や工程をこなせるようになること)ももっと進んでくると思うから、いろんな工程を経験して極めつつも、幅広い技能を身につけたい。そうすれば、いろんな場面で力になれると思うし……。

衛藤さん

僕はいずれ、品質や生産のデータをリアルタイムで見える化して、不具合ゼロと納期達成の両立に挑戦できたら、と思っています。全体最適を目指す改善活動にもチャレンジしていきたいし、いつかそういう取り組みを、同期みんなでできたらきっと楽しいよね。